栽培用語集
サッカー
地下茎から伸びるひこばえ(刈った草木の根元から出た若芽)で、株元から離れたところから生えてくる新芽のことです。
根が鉢の端から出てくることもあり、親株から少し離れた場所に伸び出してきます。
シュート
株元や幹から長く伸びた発育枝のことで、葉を含む一本の茎全体(勢いのある若枝)のことを指します。低木性で株立ちするタイプの樹種で、元の樹勢が衰えるので切り取りますが、場合によってはこれを活かしてさらに株立ちを大きくする場合もあります。
ピートモス
ピートモスとはミズゴケ、シダなどの植物有機物が堆積し泥炭化したもので、用土として用いられます。酸性で、通気性、保水性、保肥性が高く、排水性が高いことが特徴。
花芽分化(かがぶんか)
植物がある一定の栄養生長を経て、日照時間、温度、水分などの環境から、発達して花になる芽を形成すること。
新梢(しんしょう)
新しく伸びた枝や葉のことで、若く新しい枝葉のことを指します。
1年枝、1年生枝とも呼ばれ、この枝が多いほど、樹勢が良いともいわれます。
挿し木(さしき)
栄養増殖のために葉や茎、根など植物体の一部を取って土に挿し、芽や根を出させて成長させ、新しい個体を作り出す繁殖方法のこと。「挿し芽」といわれることもあります。
整枝(せいし)
目的に合わせて、草姿や樹形が乱れた植物の茎や枝の一部を切り込んで、全体の形を整えること。
剪定(せんてい)
伸びすぎた枝を短くカットしたり、不要な枝を切り落として、株の形を維持したり整えたりすること。
追肥(ついひ)
植え付け後の生長途中に与える肥料のこと。
接ぎ木(つぎき)
植物の枝や芽を別の植物につなぎ合わせること。根の部分となる「台木」に、「接ぎ穂」と呼ばれる接ぐ側の幹や枝を接ぎます。繁殖力が弱くて育てにくい品種や、希少な品種を丈夫な台木に接いで生育させる目的などで行われます。
摘果(てきか)
果実が付きすぎた時など、小さいうちに余分なものを摘み取ること。
ひとつひとつを大きく良い果実にするためと、なり過ぎによる樹勢の衰えを避けるために行います。
化成肥料(かせいひりょう)
自然界に存在する窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)など肥料の3要素のうち2種類以上を含むようにした、化学的に混ぜ合わされた肥料。
有機肥料(ゆうきひりょう)
油かす、魚かす、骨粉、鶏ふん、堆肥など、一般に動物や植物の有機質(体や排泄物など)を原料に作られた肥料のこと。
腐葉土(ふようど)
主に広葉樹の落ち葉が積もって腐った土のことで、養分に富み、空気の流通、排水が良いことが特徴。
萌芽(ほうが)
芽が出ること。発芽。
用土
草花や樹木の栽培に使う土のこと。