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激しい運動は寿命を縮める

酸素を一時に大量消費する激しいスポーツは、その運動量に比例して、活性酸素も多量に発生させることが分かってきました。

ネズミの平均寿命はほぼ2年ですが、実験によると、濃度100%の酸素の中では7日で死んでしまいます。

また、ショウジョウバエの平均寿命は78日ですが、50%の酸素の中では、33日しか生きられません。

さらに、未熟児を保育器で育てる場合、酸素を多く入れることで、過去に失明した事件は、未熟児網膜症としてよく知られています。これも多すぎた酸素量が、体の機能を損なうという一例です。

さらには、アメリカのジョギングの創始者、ジェイムス・フィックス博士は、52歳でジョギング中に心臓発作で死亡し、日本でのジョギング指導者である、日本医科大学の教授金子仁博士も、64歳でジョギング中に亡くなっています。

また、大妻女子大学と筑波大学が3000人を対象に行った調査によると、大学の運動部の卒業生は、他の部の卒業生より、平均で約6年短命であることも分かったのです。

さらに、昭和生まれの横綱の平均死亡年齢が55歳であることも、酸素消費量と寿命の関係を示しているといわれます。

以上のことは、体内で過剰に発生した活性酸素が、老化を促進し、病気を引き起こす重大な原因であると同時に、酸素消費量と寿命の関係を明らかにするものです。

私たちは、40歳代になると活性酸素を消去する酵素の働きは、20歳代の半分に減るといわれます。それだけに、抗酸化食品の重要性が、このストレスの多い時代に、また運動をする人には、さらに必要とされることが、広く理解されるようになってきました。